ペンタブ初心者さんや、趣味で絵を描く人向けの、安くて使いやすい おすすめのペンタブをご紹介します。
パソコン画面を見ながらタブレットの上でペンを動かして描く「板タブ」と
タブレットの液晶画面に直接ペンで描く「液タブ」
「板タブ」は安くて壊れにくいのが特徴。
「液タブ」は手元を見て描けるのが特徴です。
板タブはパソコンに接続して専用ペンで描くマウスの代用的な入力機器です。
趣味で絵を描くなら6千円前後のペンタブを買えば末永く満足して使えるでしょう。
他にも3000円以下で買えるお安いペンタブ等も様々なメーカーから発売されています。
メリット:値段が安い。壊れにくい。長く使える。姿勢良く描けるので体に優しい。種類が多い。
デメリット:操作に多少の慣れが必要(マウスで自在にカーソル操作できる人なら大丈夫)
パソコンに接続して専用ペンで画面に直接描く、板タブに液晶画面が付いた形です。
スマホのように、モニターを手元に置いて、ペンで直接描画する感覚です。
高価ですが気持ちよく効率良く描けるのが最大のメリット。
メリット:紙に描くように手元を見て描ける。デュアルモニターで作業効率アップ
デメリット:値段が高い。絵を描くソフトによって相性が悪い場合も。
筆圧対応ペイントソフトとペンタブを使えば、紙に鉛筆で描くようにパソコンで絵が描けます。
力を入れれば太い線、力を抜けば細い線、色の濃淡などもアナログ画材のように直感的に表現可能。
もちろんパソコンで絵を描くにはマウスがあればペンタブが無くても描けます。
私も長年マウスで絵を描いていました。
でも初めてペンタブを手にした時の描きやすさは20年ぐらい過ぎた今も忘れない感動です。
絵を描く人ならば、ペンタブ断然おすすめですよ!
2022年現在のペンタブは、ワコムや他社製も含めて、普及版とプロ用の性能差が昔程ありません。
例えば従来の高級機Intuos3辺りから、最近のワコムで1番お安いペンタブに買い替えても違和感のない描き心地です。
昔はワコム以外は使い物にならない印象でしたが、最近はXP-Pen社などの中華ペンタブの性能が格段に上がっています。
ワコム以外のペンタブもおすすめですよ!
ワコムのペンタブは2013年以前は「趣味=バンブー」「プロ=インテュオス」でしたが、
現在は「趣味=インテュオス」「プロ=インテュオスプロ」に名称が変わりました。
ペンタブ選びの5つのポイントをご紹介
ワコム製ペンタブは旧モデルも含めて全て電池も充電も不要です。
しかし他社ペンタブが電池不要になったのは最近です。
ワコムやXP-Pen以外には未だに電池や充電が必要なペンタブもあります。
ペンが重くて疲れるのはもちろん、充電や電池交換の煩わしさは使う程に痛感します。
電池や充電が不要なペンであるか確認しましょう。
ショートカットキーが無いモデルは特別に安い等の理由が無ければ避けた方が良いです。
[一手戻す]や[拡大]など好みの操作を登録してボタン一つで呼び出せるショートカットキーは重要です。
普通にお絵かきを楽しむならば、ショートカットキーの数は4つもあれば十分です。
【例外】タブメイト等のコントローラーを併用するならペンタブ本体側のショートカットキーは不要です。
タブメイトはショートカットキーを設定して使うサブツールで、利き手にペンを持ち、もう片方でタブメイトを操作して使います。
タブメイトの有る無しで作業スピードは倍速以上になるので本格的に絵を描きたい人にはおすすめです。
机上に物理的な置き場所が有るかが最重要です。
モニターの前にキーボードとペンタブを並べて置けるぐらいの場所は欲しいところです。
絵を描いている時にキーボードは無くても描けますが、ショートカット操作などで使う事もあります。
ペンタブの置き場が無い場合はモニター台やモニターアームを使うのもおすすめです。
置き場所さえ確保できるならば基本的にペンタブのサイズは大は小を兼ねます。
液晶タブレットが、大きい方が描きやすいのはもちろん。
板タブの場合は、一般的には小さなモニターには小さなペンタブ、大きなモニターには大きなペンタブが推奨されています。
ペン先だけ動かして描く人は、板ペンタブのサイズは、置き場所以外に、気にする必要はありません。
手首を動かして大きなストロークで描く事が多い人は、モニターとペンタブのサイズ合わせは少し意味があります。
板タブレットには描画範囲があります(下図の青枠)
例えば描画範囲の左下角にペンを置けば、モニターでも左下角にカーソルが動きます。
下図の赤線のように左下から右上にペンを動かすと、モニターでも左下から右上にカーソルが動きます。
つまり、同じ長さの線を描く場合でも、ペンタブの大きさによってペン(手)を動かす距離が変わるという事です。
これがマウスと操作感の大きな違いです。
例えば大きなモニターに小さなペンタブを使うと「少しペンを動かしたつもりが、思ったより長い線になってしまった」なんて事も。
ただし初めてペンタブを使うならば、気になる程の問題ではありません。すぐに慣れるでしょう。
おすすめはモニターサイズに関わらず大きなペンタブです。
(置き場所が無い場合は小さなペンタブがおすすめです)
昔は大きなペンタブは非常に高価でおすすめしませんでしたが、
最近はXP-Pen等の大きなペンタブも非常にお安いので断然大きなペンタブがおすすめです。
大きなペンタブは細かな描写も大きなストロークも伸び伸びと描けます。
安い!大きい!描きやすい!
定価2万円以上するワコムIntuosMと比較しても、6千円程で買えるDeco01の方がサイズも性能も上!
ワコム社ペンタブIntuos Smallと比較すると大きさの違いは歴然!大きさは倍近くでも価格は約半分!
机上には最低限モニターとDeco01ペンタブ(縦21横35cm)を置く広さが必要です。
左利き/右利き対応
Windows7/8/10、MacOS10.8以降に対応
大きなサイズに使いやすい配置のファンクションキーが8個!
ワコムと同等以上に使いやすい電池も充電も不要のペン!
ペンのすべりや描き味もワコム製に引けを取りません。
消耗品のDeco01用の替え芯もワコムより格段に安い!
有線USB接続
比較表 | XPpen Deco01 | Wacom Intuos Small | Wacom Intuos Medium |
---|---|---|---|
価格 | |||
外形寸法 | 横350縦210厚8mm | 横200縦160厚8.8mm | 横264縦200厚8.8mm |
描画範囲 | 横255縦160mm | 横152縦95mm | 横216縦135mm |
筆圧レベル | 筆圧8192Lv | 筆圧4096Lv | 筆圧4096Lv |
ショートカットキー | 8 | 4 | 4 |
特徴 | 大きい、安い、使いやすい | 付属ソフトを選べる Mediumはワイヤレス接続対応 |
|
利点 | チャットサポートが早い。 ワコムの次に古参な安心感。 | ペンのすべりや音も含めた描き味は他社の追従を許さない最高峰。 出ては消えるメーカーが多いペンタブ界で最古の信頼と唯一日本製の安心感。 替え芯などの種類が多く自分好みの描き味にカスタマイズできる。 家電量販店などでも替え芯を入手しやすい。 |
|
欠点 | ソフトを貰う手順が面倒。 USB接続口が脆い タブレット盤面に傷が付きやすい。 | ソフトを貰う手順が面倒。 上部に配置されたショートカットキーが押し難い。 付属ソフトが不要の場合はお値段が高すぎ。 |
XP-Pen Deco01ペンタブの詳細レビューはこちら
Deco01は現行のペンタブでは断然におすすめですよ!
パソコンを持っていない人におすすめ!
OTG接続対応のAndroid6.0以降など条件はありますが、スマホ対応のペンタブレットが遂に登場しました。
型番変わらず従来のWacom Intuosがアップデートでスマホ(android)対応。
OTGケーブルは別売です。
お使いのAndroidがOTG対応か調べるにはUSB OTGチェッカー等のアプリで調べる事が出来ます。
(iPhone等のiOSではペンタブは使えません)
Wacom公式の動作確認済機種リストはこちら
スマホ用ペンタブは他に種類もまだ無いので、パソコン用の板タブのおすすめに戻ります(笑)
そしてそれでも日本製のワコムが好きな皆様へ(私も価格以外は好きですよ 笑)
ワコムのペンタブ「インテュオス」はワコム製で一番お安いペンタブです。
カラーバリエーションがあるのもインテュオスの特徴です(1番お安いモデルは黒のみです)
2018年3月発売! 2年半振りのモデルチェンジ
ワコムのペンタブは日本製老舗メーカーならではの自然な描き味が最大の魅力です。
ワコムのペンタブは余白が少ないコンパクトな軽量デザインやカラーバリエーションも魅力となるでしょう。
ペンタブ本体の耐久性の高さも魅力の一つで、他社ペンタブのようにすぐに傷だらけになる事もありません。
十年以上前に買って酷使続けてきた私のWacomペンタブは未だに故障もなくWindows10でも使えます(笑)
日本メーカーならではの安心サポートも抜群。
替え芯の種類も多いので自分に合った描き味の追求にも困りません。
・ペンは旧ペンタブと互換性無し。
・ベーシック以外のペンタブはBluetooth無線接続に標準対応
・無線接続時の充電時間は約3.5時間で15時間動作
・バッテリー交換は不可
・30分無操作でスリープモード
・付属のUSBケーブル(1.5m)で有線動作(+充電)も可能
・筆圧レベル:2048→4096に性能アップ
・描画エリアはそのままにタブレット本体が小さく軽くなりました。
・水色が廃止で、緑とピンクが追加。
・付属ソフトが選択式に変更
・Bluetooth無線接続に標準対応(ベーシック以外)
・タッチ操作機能の廃止(新型は全てタッチ機能無し)
(タッチ操作とは、利き手でペンを持ち、もう一方の手で、タブレット面を指先ジェスチャー操作する事で、キャンバスの回転や拡大など描画以外の操作ができる補助機能です)
Sサイズ
有線(USB接続)
ソフト1個(クリスタ×)
色:黒
定価10260
Sサイズ
USB接続or無線
ソフト2個
色:黒,緑,桃
定価14904
Mサイズ
USB接続or無線
ソフト3個
色:黒,緑,桃
定価23544
初めてペンタブを使うならSサイズのペンタブでも違和感なく使えると思います。
あまりおすすめ出来ませんがワイヤレスで使いたいならワイヤレスを選択。
!今回から後付けで無線化する事は出来なくなっています。
(旧ペンタブのワイヤレスキットも互換性がありません)
格安な中華ペンタブが多数登場している昨今ですが、
最高級最高峰の板ペンタブと言えば今も昔も唯一、ワコムのインテュオスPROだけです。
(インテュオス4以降は入門機もインテュオスという名前になった為、インテュオス4の後継機種にはプロの名称が付くようになりました)
専用ペンで紙に絵を描いて後からボタン一つでパソコンに取り込める新機能です。
ペンタブレット本体に最大200ページを保存可能(レイヤー無制限)
もちろん従来型の普通のペンタブとしても利用可能です。
(1) 好きな用紙をペンタブにペーパークリップで挟み、専用ペンで絵を描けば紙に描くのと同時にデジタル記録。
(用紙サイズはペンタブがM=A5、L=A4)
(2) USBケーブルでパソコンに接続すると、ペンタブに保存した絵をラスター・ベクター形式(PSD/SVG等)に変換して保存できる。
液タブは画面に直接ペンで描ける液晶付きのペンタブです。
液晶画面が付いたボード(タブレット)をパソコンに接続して専用ペンでタブレットの液晶画面に絵を描きます。
(パソコンと一体化したモバイルスタジオという例外機種もあります)
【注意】モバイルスタジオ以外の普通の液タブはパソコンが無いと使えません。
また、外出先で描く等の理由が無い限りは、パソコンを持っていないという理由で
モバイルスタジオを買うぐらいならば、普通にパソコンと液タブを買った方が色々な楽しみ方が出来て断然おすすめです。
液タブはスマホのお絵かきツールのような使用法ですが、描き味はまったく異なります。
液タブは電磁誘導方式なので繊細な表現が可能です。
特に最近のワコム液タブのシンティックは、紙に鉛筆で描く感覚に限りなく近いです。
10数年前の液タブは非常に描き味が悪かったですが、最近のは本当に別次元なので、使った事が無い人は店頭などでお試しする事をおすすめします。
昔と比べると格段に安くはなってはいますが、難点はとにかくお値段がまだまだバカ高い事です。
私もレビューを書く為に何台か買いましたが、正直に言うとお試し後はすぐに中古屋に売って普段は板タブを使っています(^_^;
ただ予算に余裕があれば最近の板タブは本当に良いですよ!
ワコムとXP-Penの現行モデルのペンタブを選べばハズレはありません。
他にも最近は、板タブも液タブも中華製がたくさん発売されています。
ここでは紹介していませんが、これらは要注意なのも沢山あります。
一見して良さ気でも、ペンが充電式だったり、画面は大きくても解像度が低かったりするペンタブも多いです。
すぐにペンタブ事業を終了して替え芯などの消耗品が入手不可能になるメーカーも過去に沢山ありました。
ですので正直、新規参入メーカーのペンタブはチャレンジャーな方以外にはおすすめしません。
ペンタブも普通の鉛筆(ほど減りは早くありませんが)同様に、たくさん絵を描いているとペン先が消耗します。
芯が減ったら別売の代え芯を買うか、めん棒やタケ串などで自作する必要があります。
あまりに減りすぎると芯を抜くのに苦労しますので要注意(^^;
芯の減りは個人の筆圧により異なると思いますが、
私の場合は1ヶ月に30時間くらい絵を描いていた頃でも1本の芯で半年以上は持ちました(ワコム標準芯)
芯減りが早いという話はよく聞きますが、
趣味で絵を描く程度でしたら、5本入りの替え芯を買えば、しばらくは持つと思います。
ここで紹介している替え芯はWacom製ペンタブ(Bamboo/FAVO/Intuos/IntuosPen/intuosPRO)共通です。
(「Intuos用 替え芯」と書いてあっても古いファーボやバンブーにも使えます)
XP-penとワコムの替え芯は形状が違うので互換性はありません。
驚きの激安20本入り。 描き味はワコムの標準芯に似ています。
ワコムペンタブ付属の標準芯。標準的な描き味と芯の減りが遅いのが特徴。 昔のペンタブではコツコツする感じで滑りもあり描きにくかったのですが、 最近のペンタブは表面処理が向上して滑りが減り標準芯でも充分な書き味です。
減りが早いフェルト芯の弱点補足版として新発売。 描き心地はフェルト芯とそっくりですが、やや硬く滑る感じがあります。 おすすめです。
ペンの滑りも止めも絶妙で特に旧型のペンタブ(FAVOなど)との相性は抜群。最近のBambooやIntuosとの組み合わせも書き味は良いですが摩擦係数が高くて芯の減りが早すぎます。 書き味はフェルトペンやマジックに似ています。
ゴムのように柔らかな芯。 最初は違和感を感じますが使い続けると病みつきになるクセの強い描き味です。 例えるならクレヨン+紙あるいは硬い消しゴムに似ています。
芯の材質自体は標準芯に似ていますが、芯内部のバネで余分な筆圧を吸収する仕掛けが付いている。ペンの入りと抜きや強弱がより自然に表現できるので描いていて心地良いです。
特にタブレット側表面処理が向上した最近のペンタブとの組み合わせは最高レベル。この芯はCGソフトの筆圧感知性能の出来が良ければ良いほど効果を発揮します。おすすめです。
皆様お気に入りのペンタブレットは見つかったでしょうか!
特に初めてペンタブを買おうと思っている皆さんは慎重に良い物を選んだほうが良いと思いますよ!
ペンタブは1度買ったら長い付き合いになります。
悩んだ時はARTNETのテキスト掲示板で他の人の意見を聞いてみるのも良いかもしれません(^ー^)
ペンやケーブルなどの細かなパーツをお探しならペンタブメーカー直販のワコムストアが一番です。
ペンタブは変に値崩れしたりする商品ではないので、じっくり考えて選ぶと良いとおもいます!