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おすすめデッサン人形(デッサンフィギュア)大特集


マンネリなポーズのキャラ絵にお悩みですか?
影の付け方に迷った事はありませんか。
デッサン人形があればポーズも陰影も反射光もバッチリ理解して解決!
15年以上続くイラスト交流サイトで、プロアマ様々な絵師さんに聞いてきた おすすめデッサン人形の情報をまとめました。

ふぃぎゅま

昔ながらの木製デッサン人形から、最近主流のアクションフィギュアモデルまで。
イラストや漫画でキャラクターを描く時に使いやすいデッサン人形をご紹介します。

デッサン人形があれば、自由にポーズを付けて、全方位から見て描けるのはもちろん。
あれこれ動かしてポーズや構図をイメージするのにも最適。
資料では見つけ難いアングルやポーズ、影の付き方も、おおまかな参考にする事もできます。
デッサン人形が二体以上あれば二人構図やグループ構図もバッチリです!

複雑なポーズやアングルのイラストも簡単!
「人形にポーズを付ける → 写真を撮る → PCのCGソフトで写真トレースして下絵を作成」みたいな事も!


【1番人気】デッサン人形の新製品 S.H.Figuarts(フィギュアーツ)(女性13.5cm/男性15cm)

フィギュアーツポーズサンプル

撮影からトレース用途も見据えてデッサン人形用に開発された新商品だけあって使い勝手は抜群に良い。
自然なポーズを付けやすく、グリグリ動かしても壊れにくい。他の商品と比べて汚れも付きにくいのも特徴。
ボディラインも比較的に自然で、約7頭身のバランスも万人向けでイラスト化しやすいと思います。
品切れ〜価格高騰のコンボになりやすいのが難点です。最近は中華製の偽物も多いので要注意。
肌色、黒、灰色の3色がありますが、安さに釣られて黒を買ったら視認性も撮影も難しくて苦労しました(^^;)
撮影してPCに取り込んで使う予定の人は'黒以外がおすすめ'です!
しかし黒以外は価格高騰している時が多いので黒で妥協するのもアリだと思います。

可動箇所
フィギュアーツ 俯瞰

デッサン人形の使い方 動画その1

デッサン人形をデジカメ等で撮影してPCに取込み、トレースで絵を描く!

S.H.Figuarts(ボディちゃん/ボディくん)標準セット(黒or肌色)

材質はABS・PVC製で、プラスチックよりもやや柔軟で耐久性はありそう。
手首は標準の握りこぶし(下図5)の他に交換用4種入り。
(下図2)の手は親指と4本指で握る形。 別売で同スケールの剣などを持たせられる。
写真の武器はコトブキヤ 日本刀 ロボット用?なのでやや刀身が長いけど無改造で持たせられます。

フィギュアーツ標準セット
フィギュアーツ標準セットに付属の手
武器を持たせる手
  • 標準セット内容
  • ・フィギュアーツ本体
  • ・交換用の手首左右各4種
  • ・ミニガイドブック(男女別)
  • 女性13.5cm/男性15cm
  • 全身30ヶ所以上が可動

スタンド(別売)

頑張れば自立しますが、別売スタンドはあった方が便利です。
別売スタンド「魂STAGE ACT.4」は千円程で3個入り。スタンドパーツも豊富に付属で、 これさえあればアクションポーズや2体組み合わせた構図等も自在です。取り付けも専用なのでフィギュアーツ背部の穴にピッタリ合います。

別売スタンド

付属ミニガイドブック

付属ミニガイドブックは10ページ縦14cmフルカラーのオマケ的な解説書。 人形撮影からイラストにするまでの工程を簡単に説明しています。 Youtubeにあるガイドブック動画の簡易ブック版です。

ミニガイドブック

S.H.Figuarts デラックスセット(灰色)

専用スタンドや小物とそれらに対応した手が付属したデラックスセット
最大の魅力は本体がグレーで視認性が良く、撮影してPCに取り込んだ際の加工のしやすさです。
(2016/10現在グレーはデラックスセットのみ)

DXセット
DXセットの手

  • DXセット内容
  • ・フィギュアーツ本体
  • ・交換用左手首7種
  • ・交換用右手首10種
  • ・ミニガイドブック(男女別)
  • ・[小物] PC
  • ・[小物] タブレット
  • ・[小物] モデルガン
  • ・[小物] 模造刀
  • ・[小物] ペン
  • ・[小物] スマートフォン
  • ・[小物] 携帯電話
  • ・専用 台座一式

デッサン人形の使い方 動画その2

トレース台を使ったアナログでのデッサン人形 活用動画

フィギュアーツ(ボディちゃん/ボディくん)の種類

フィギュアーツの種類は基本的に、男性と女性の二種類だけです。
男女モデル各「黒」「肌色」2カラーと「灰色+スタンドや小物のDX SET」があります。
ボディちゃんが女性モデル、ボディくんが男性モデルです。
カメラで撮影してPCに取り込んで使う場合に、黒いモデルは撮影が難しいのが難点です。
このページの黒いボディちゃん画像は、カメラの露出補正を+2.0まで上げて照明を3つ当てて撮影後にフォトショップで明るく加工してやっとこのレベルです。(撮影者はカメラ素人です)
非常に値段が高騰しやすい商品なのでご注意ください。メーカー希望小売価格は、4320円(DX SET 6480円)です。
フィギュアーツ公式サイト

値段が高い事を除けば断然オススメなフィギュアーツ
予算的に厳しい場合や、単純に動かしてポーズを考える(写真をPCに取り込まない)場合は、
下でご紹介します格安なアクションドールやオビツボディもオススメです。

フィギュアーツ(ボディちゃん/ボディくん)


その他のデッサン人形


小物・刀・銃(LittleArmory)

専用部品ではありません! グローブ等を、ボディちゃん(ボディくん)に装着するには多少の改造が必要です

ボディちゃんに大きさもピッタリ!
(男性モデルにはたぶん小さすぎる)
机と椅子が3セット入って格安です♪
組み立てにはニッパーとヤスリが必要 (爪切りでもなんとかなるレベル)
教室の椅子と机セットのサンプル

人気のデッサン人形 ボークス社 アクションドール

フィギュアーツとアクションドールの大きさ比較

デッサン用途のモデル人形で、今1番売れてるのはボークス社のアクションドール。
「いつでも安い」のが魅力です。
下で紹介する定番のオビツボディと比べても遜色なくデッサン人形としての役割は必要充分。
可動箇所も、全長が約27センチで八頭身なのも、オビツボディとほぼ同じです。
このアクションドールには頭部が付属しています。(下で紹介するオビツボディは頭部別売)

アクションドールやオビツボディ(27cm)は、上で紹介したボディちゃん(13.5cm)と比較してもかなり大きいです。
デッサン人形を見ながら描く場合、アップ絵などで陰影などの確認はしやすいですが、全体像がやや把握しにくいです。
印刷やPC取り込みで使う場合は関係ありません。


女性スリムドール前面写真(○は可動箇所
ボークス スリムドール CD-110 345207(前面)

▽ 太もも部分が腰にぶつかり高く上がらないのが欠点。
体育座りとかは無理である。
(オビツボディは簡単な改造で解決するが、こちらは削る部分が多い)
もも関節はあまり上がらない
背面写真
ボークス スリムドール CD-110 345207(背面)
キャラ絵のポーズや構図が閃かない人にもオススメ。
適当に人形を動かせば偶然良い構図が出来上がる事も!
すわりポーズ


太ももが高く上がらない以外は可動領域に特に不便はなく
この値段のドールとしては人体の動きに近いポーズが可能です。 右下は分解図(商品は完成状態で届きます)分解図2
デッサン人形(ボークス スリムドール(太ももの可動域デッサン人形(ボークス スリムドール(側面ポーズデッサン人形(ボークス スリムドール(分解図1

アクションドールは基本的に、創作ドール用素体なので様々な体型が発売されています。
ただしデッサン人形用なら、どれも大差はないので、安いほうがおすすめです。
今回のレビューで使ったのは女性スリムドール

足裏のマグネットは無いので、基本的に自立はしません。
立たせて使うにはドールスタンドを買うか、壁に立てかけて使います。


定番デッサン人形 (オビツボディ) 1/6スケール(約27cm)

定番 オススメ!
デッサン人形といえばコレ!という程の定番商品がこちらの「1/6スケール オビツボディ」
 関節もスムーズに動き、ポーズも付けやすい。 腕や足をグリグリ動かしても壊れにくいのも魅力。
ボディバランスは、ほぼ八頭身で、どのようなポーズでも絵になります。
(他の人形と比べて違和感が少ないのも魅力)
また、足裏にマグネットの付いたタイプは、さばの味噌煮缶詰の上など鉄板上で自立します。

欠点は、足(モモ)が水平より上に可動しないので、体育座りとか無理です。(改造は簡単)
それと、最近入荷したモデルは頭部が別売です。
ただしポーズ人形用なので、頭部がなくても困る事はありません。頭なんて飾りです!
(別売の頭部は上から差し込むだけで簡単に着脱できます)

二種類の肌の色(白系肌色/肌色)と、バストサイズ(S-M-L)の違いで、合計6種類あります。
デッサン人形として使うならばどれも大差ないです(本来この商品はオリジナルドール製作用の素体です)

男性のオビツボディはめったに入荷しないので、
男性のデッサン人形をお求めならばアクションドールをおすすめです。

オビツボディなら簡単な改造でここまで足が上がる! 腕のひじ関節もオビツボディの方が曲がり幅が広い。
腰〜背骨関節の左右への曲げはアクションドールの方が自然。(どちらも腰〜背中の関節は根本的にあまり曲がらない)
デッサン人形(オビツボディ改)すわりポーズオビツボディとアクションドール上半身可動部の比較

1/6スケール足裏マグネット付き(パソコンなど鉄板の上で自立するので便利)


1/6スケール足裏マグネットなし版(安さが魅力)

1/6ドール用スタンド(透明)(黒))もあります。


オビツボディ・その他、オプションパーツ


デッサン人形 その他

キャラクター物のアクションドールにも、デッサン人形に適した物もあります。
特に、そのキャラクターや、それに近いデザインの絵を描く人には良いかもしれませんね。
もちろん余計な装飾の付いていない人間に近い形であれば、普通の人体モデルとして使えます。
特におすすめなのは、ミクロマンシリーズです。
まず何より、可動箇所も可動領域も多くて自由自在にポーズをつけられる。
(上で紹介したどのデッサン人形よりもポージング自由度が優れています)
しかも乱暴に動かしても壊れにくい(子供向け商品なので丈夫に出来ている)
大きさも手頃でモニター脇に置いても様々な角度から見やすくてデジ絵用のデッサン人形に最適。
ヌカコーラ350ml缶より少し小さい(約10cm)サイズです(ミクロマンシリーズによって異なる)
ただし陰影などを確認する用途には向いていません。

ミクロマンとコーラ350m缶ミクロマン関節の可動箇所

難点はシリーズの入替わりが早くて、これがオススメ!と言い難い点です(^ ^;
今回レビューしたのはミクロマン ミリタリーフォース シリーズです。
鎧の装備を外すと人間型に近い造形。台座や剣などの武器も付属。
デッサン人形にも向いていますが、この記事を書いている間に入手困難になってしまいました。
ただ、どのミクロマンも可動箇所などは似てるので、見た目が人間型であれば良いのもあるかもしれません。
キャラ物のミクロマンは服装などが外れないのもあるので要注意です。

ミクロマン以外にもポーズを付けられてデッサン人形に使えるキャラクタードールがあります。
キャラ物は、とにかく入替わりが早いので、figmaリボルテックで検索してみると良いかも。
人物以外にも、同じスケールの自転車やバイク、背景セットなども色々あります。

ミクロマンをデッサン用モデル人形に使う

おすすめのデッサン人形

下の写真(左)で青く塗った部分(腰の前面)を、ニッパーなどで切り取ります。
(削った方が仕上がりは綺麗ですが、めんどうなので腰前部をすべて切り落とします(^ ^;)
下の写真(右)が完成図になります。
腰の前部分を切り取ります 完成図

胴体を取り外してから作業するとやりやすい(胴体は上に引っ張ると外れます)
改造後は足をあげたポーズも簡単につける事ができます。
デッサン人形の胴体と腰を分割した図 改造後は足をあげたポーズも余裕です
デッサン人形があれば、ポーズや、陰陽の付き方を参考に絵を描きやすくなるのはもちろん、
移動できる電球を用意すれば、太陽(照明)の動きと、落とし影の付き方なども再現できる。
プラモデルなどの武器や、割り箸で作った剣などを持たせてポーズをつける事もできる。
すわりポーズ ヘビィマシンガン装備